A letter to Yusei

息子の成長を見守りながら綴る父親の雑文

バスケの基本をコーチングしてもらった日

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1週間のタイへの里帰りから戻った翌日の土曜日、学校の体育館で他校の選手も一緒の合同練習会がタイミングよく開かれたので、参加することができました。体育館には自校のコーチだけでなく、いつもライバルとして戦っている他校のコーチ数名と、見慣れない若いコーチ(らしき人)が集まっていました。

この人たちは、全員が八重山地区のミニバスケットの大会運営や強化練習などを担当している連盟の強化部のメンバーらしく、この日の練習は、どうやら八重山全体としての強化練習メニューの検討を兼ねた会だったようです。

 

八重山のミニバスケットの選手たちが技術的に向上し、地区全体としてどうしたらもっと強豪になれるかについて連盟のコーチたちは試行錯誤しているらしく、自分の学校だけが強くなれば良いということでなく、地域全体の実力の底上げを図るためには基礎的かつ効果的な練習メニューが不可欠だと考えているみたいです。

 

そんなわけで、今日の練習は将来の練習メニューの検討をメインにしたものでしたが、子供達にとってもこれまでなんとなくやっていたプレイからバスケの基本に則った基礎を教えてもらえてとてもよかった機会でした。

 

ところで、見慣れない若いコーチは、民間の会社のバスケチームで活躍する現役の選手であり西表島にある学校で2年前からコーチをしている方でした。今日の練習はこのコーチが考えたメニューを子供達に実際にやってもらいながら、他のコーチがそのメニューを取り入れた方がいい理由の説明などを受けながら進行していきました。

 

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ホワイトボードを使って子供達に練習メニューの説明をするコーチ
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若いコーチの指導によりいろいろな練習メニューをこなしていきます。

 

普段はライバルの違う学校の子供達が同じコーチから指導を受け、同じメニューをこなしていく。確かに底上げには必要なことかも知れませんね。もちろん、自分たちがもともとやっていたメニューを他校の選手たちにも公開するというのは、少し勇気がいることかも知れません。

 

でも、結局、全ての選手が5名のレギュラーに選ばれ、試合に臨めるわけではないのが現実です。同じメニューを教わったとしても、学校での部活だけでそれがマスターできるわけではありません。自宅や部活前の時間に自主練を重ねながら自分のものにできたものだけがレギュラーの座を射留めることができます。

 

今日の練習でコーチが教えていたことを家でもう一度復習しました。あの場ではなかなか理解できなさそうな事柄について、もう一度かみ砕いて説明をし、実際に同じことをもう一度やってもらうことで、少しずつ身についていくのかなと思います。

 

うちの悠世的には、今日の練習で得た一番の成果は、フリースローやシュートを打つときの姿勢、ガイドの置き方、ボールへの回転のかけ方などが少しわかるようになったことでした。

 

来る5月に予定されている八重山地区の新人戦で良い結果を残すことができるか、活躍できることを目標に、これからも練習していきます。

 

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正しいポジションでのシュートを練習します。

 

 

(了)